2022.12.20
初心者向けゲーミングモニターの選び方とおすすめのモデル3選
目次
- ゲーミングモニターとは
- ゲーミングモニターの選び方
- モニター・画面のサイズ
- 解像度
- リフレッシュレート
- パネルの種類
- 初心者におすすめのゲーミングモニター
- まとめ
ゲーミングモニターとは
ゲーミングモニターはPCゲーム用に最適化されたデバイスで、通常のモニターよりも滑らかな動きと表示の遅延が抑えれているのが大きな特長です。キーボードやマウス同様PCゲームをより快適に楽しむためには欠かせないアイテムとなっています。
この記事では「これからPCゲームを始めたい」「通常のモニターから買い換えたい」といった初心者の方向けにゲーミングモニターを選ぶ上で抑えておく基本的なポイントとおすすめの製品をご紹介します。
ゲーミングモニターの選び方
ゲーミングモニターの性能を示す項目は非常に多く、メーカーサイトの説明も専門的すぎて、難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。
今回はゲーミングモニターを選ぶ際に押さえておくべき基本的なポイントである「画面サイズ」「解像度」「リフレッシュレート」「パネルの種類」の4つに絞って解説します。
モニター・画面のサイズ
ゲーミングモニターを選ぶ上でまずは画面サイズを決めましょう。
画面が大きければ大迫力でゲームをプレイできますが、それだけ設置するためのスペースが必要になります。
デスク上のスペースと相談し適切なサイズを選びましょう。
一般的なデスクに設置する場合24~27インチくらいのモニターがサイズ感的に丁度良いでしょう。
30インチ以上の大型モニターは迫力がありますが、その分の設置スペースが必要になります。また、画面が大きい分、広範囲に視点移動させなければならないため、慣れていないと疲れを感じることもあるので注意しましょう。
ゲームのジャンル的には、FPSやTPS等では、21~24インチのゲーミングモニターが見る範囲が最適と好んで使用しているユーザーが多いです。
もちろん27インチ以上のモニターで迫力を感じつつプレイを楽しむ方も多くいますが、プロの大会等でも多く使われているのは24インチのゲーミングモニターです。
ちなみに店長は、APEXやFF14等の様々なゲームジャンルをプレイするので、27インチをメインに使っています。
解像度
モニターはドットと呼ばれる点が縦横に並び映像を映し出しています。
解像度はこの縦横に並んでいるドット数で表され、解像度が高いほどきめ細かい映像表現が可能となります。
ただ、高解像度になればその分の負荷がPCにかかりますので、それに合わせたPCスペックが要求されます。
折角4K画質の綺麗な映像でゲームができても、動きがカクつく等の処理落ちをしてしまっていては台無しですよね。
そういうこともあり解像度が高ければ良いということではありません。
ゲーミングモニターでは以下の3種類の解像度が一般的となっています。
■フルHD 解像度:1920×1080
フルハイビジョンとも呼ばれる解像度でブルーレイやBSデジタル放送の解像度に相当し、一般的なPCモニターやゲーミングモニターでも採用されています。
ただ、大型サイズのモニターだと映像が粗くなってしまうため、フルHDの場合は21~27インチ程度のゲーミングモニターを選ぶのが良いでしょう。
■WQHD解像度:2560×1440
WQHDはHDの2倍の解像度でより美しい映像を表現が可能です。HD以下のサイズの解像度は大型のモニタでは映像が粗くなってしまいますが、WQHDの解像度では27インチ以上の大型のモニターでも性能を十分に発揮することが可能です。
■4K 解像度:3840×2160
現在発売されているモニターの最高解像度は8Kですが、ゲームをプレイする上で快適な映像を映し出せるパソコンと8Kモニターがとても高額なため、手軽に手に入る価格帯で高解像度のゲーミングモニターとしては4Kモニターが最も主流となっております。(8Kのモニターで快適にプレイするとなると、70万~100万円クラスのパソコンと、40万~60万円クラスの8Kモニターが必要になります。)
以上のようなことから初心者の方が最初に選ぶとしたらフルHDかWQHDのゲーミングモニターが良いでしょう
リフレッシュレート
ゲーミングモニターではリフレッシュレートの数値が重要なポイントの一つとなっています。
リフレッシュレートとは1秒間に何回、画面の表示を更新しているかを示しています。
例えばリフレッシュレートが144Hzのゲーミングモニターでは1秒間に144回表示する映像を更新していることになります。
このリフレッシュレートHz(ヘルツ)という単位で表します。リフレッシュレートが低いと描写の間隔が大きく動きがカクカクした表現となります。大きいほど細かい描写で滑らかな表現となります。そのため特にFPS・TPSやアクションといった動きや展開が速いゲームにおいてその真価を発揮します。
では実際どの程度のリフレッシュレートのゲーミングモニターを選べば良いのか、代表的な数値を例に解説いたします。
■60 Hz
1秒間に60回映像が更新されます。一般的なモニターの多くはリフレッシュレート60Hzとなっています。
また、PS4や任天堂switchは60Hz対応しています、これらのゲーム機をモニターに表示する場合はリフレッシュレートが60Hzのモニターが良いでしょう。
■120Hz
1秒間に120回映像が更新されます。60Hzのモニターより滑らかな表現となります。PS5やXbox Series Xが120Hzに対応しているので(※ゲームタイトルによっては120Hzに対応していないものもございます。)これらのゲーム機が持つ性能を発揮させるためには120Hzのモニターが必要になります。
■144Hz
1秒間に144回、60Hzのモニターの2倍以上の回数で映像が更新されます。キャラクターの動きが非常に滑らかで細かい描写となり、60Hzとは見える状況も大きく変わってきます。
現在の主流となっているゲーミングモニターがリフレッシュレート144Hzとなっており、多くのプレイヤーが好んで使用しています。
FPSのようなゲームにおいて、もし自分だけが60Hzの環境でプレイしていると、周囲とのリフレッシュレートのギャップが不利に働くこともあります。
そのため、PCゲームをプレイするなら144Hzのゲーミングモニターが必須とも言えます。
■240Hz
240Hzや360Hzといった超 高リフレッシュレートのゲーミングモニターもありますが、数字とともに価格も高額になり、240Hz以上は感覚的に60Hzから144Hz程の劇的な変化を感じ取ることが難しくなってきます。
そのため、お金に余裕があり上のクラスのモニターを体験してみたいという方でない限りは、コストパフォーマンス的に144~165Hzのモニターがオススメです。
ただ、店長はFPSゲームがうまくなりたいという気持ちから280Hzのモニターを使っています。
【参考】リフレッシュレートとフレームレートについて
リフレッシュレートはフレームレートとも密接な関係があります。
フレームレート(fps)とはPC本体(またはゲーム機など)側からモニター側へ1秒間あたりに送信できる画像の数を指します。
モニターはPC側から受け取った情報をリフレッシュレートの数値分だけ処理することができ、フレームレートの数値を超えるリフレッシュレートを備えたモニターであれば適切に映像を表示することが可能です。
しかし、フレームレートよりもリフレッシュレートが低い場合は、受け取った画像を全て表示することができず、リフレッシュレートの最大値まで表示することになってしまいます。
本来の品質を損なわずに映像を表現するにはリフレッシュレートとフレームレートは同等かできるだけ近い方が良いでしょう。
パネルの種類
現在ゲーミングモニターで主流となっているパネルの3種類(TN、IPS、VA)についてご紹介します。
■TNパネル
応答速度が速いのが特長の一つで、色の切り替わりや展開の速いゲームをプレイするのに適しています。
そのため、FPSのようなゲームに適しているため、TNパネルのゲーミングモニターを使用しているプレイヤーも多くいます。
一方で見る角度によって色の表現が変わりやすかったり全体的に白みがかってみえるという側面もあります。
IPSは近年応答速度1msというものが多数発売されていますが、TNパネルは応答速度1msを超える、0.6ms等更に応答速度に特化した超高速パネルです。
■IPSパネル
色の再現性が非常に高いのが特長で、映像本来の色味で表現してくれます。ゲーム以外でも動画の視聴などにも適しています。
近年はIPSパネルでもリフレッシュレートや応答速度が速い製品が増え、「色味」「角度」「応答速度」という全ての重要ポイントを押さえている一番人気のパネルとなっています。
■VAパネル
VA方式は黒の表現力が非常に高いのが特長です。他の方式に比べて高いコントラストで映画鑑賞に適しています。
一方で、応答速度が遅くゲームにはあまり適していないため、ゲーミングモニターでがTNパネルかIPSパネルのものが一般的に使用されています
FPSに最適!初心者におすすめのゲーミングモニター
JN-IPS238FHDR165TMC
色の再現度が高い高性能なIPSパネルに対応し角度を変えても鮮明な映像でゲームをプレイできます。
165Hzの高速リフレッシュレートで一般的なモニターに比べゲーム内の動きが非常に滑らかな表現が可能です。
またPlayStation 5との120Hz接続にも対応しています。
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GIGABYTE G24F 2 Gaming Monitor
フルHD解像度と165Hzの高リフレッシュレートと高画質で滑らかな映像でゲームをプレイできます。
サイズも23.8型と大きすぎず一般的なデスクに丁度良いサイズ感のモニターです。また、130 mmの範囲内で画面の高さを調整ができ、見やすい位置にすることで長時間でも快適にプレイすることが可能です。お求めやすい低価格帯で初心者にもおすすめのゲーミングモニターです。
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RPGやレーシングゲームに最適!初心者におすすめのゲーミングモニター
GIGABYTE M34WQ
34インチの大画面IPSゲーミングモニター。リフレッシュレートは144Hz、解像度はUWQHDの幅広タイプで高解像度、滑らかなゲーム体験が可能なこちらのモニターは、レースゲームやRPG等をプレイすると迫力と没入感を味わえてオススメです。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。様々なゲーミングモニターがありますが、はじめのゲーミングモニターとして選ぶ際は「画面サイズ」「解像度」「リフレッシュレート」「パネルの種類」の4つを抑えておけばそれほど失敗することはないかと思います。
普通のモニターからゲーミングモニターに変えることで、同じゲームでもこれまでとは違う映像表現でゲームを体験が出来るかと思います。PCゲームをより楽しむなら是非手に入れておくことをおススメします。
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